ELEKS、日本でDNPおよびBSI PSJと提携し、コンプライアンス自動化プラットフォーム「eCAP」を提供開始

2025年10月6日、ELEKS Japan(東京都中央区)は、大日本印刷株式会社(以下、DNP)およびBSI Professional Services Japan株式会社以下、BSI PSJ)と戦略的パートナーシップを締結し、国際的なサイバーセキュリティ基準に準拠する企業コンプライアンスの強化を目指すことを発表しました。 

本提携により、DNPおよびBSI PSJは、2025年10月1日より日本国内でELEKSのコンプライアンス自動化プラットフォーム(eCAP)の提供を開始します。導入および運用を支援するコンサルティングサービスも併せて提供されます。 

eCAPは、ISO/IEC 27001やNIST CSFなどのグローバル基準に沿ったコンプライアンスプロセスを効率化し、複雑な規制要件を一元管理できるプラットフォームです。業務効率の向上、コスト削減、ガバナンス強化を通じて、規制対応の課題を企業の長期的な成長とレジリエンスの強化につなげることが可能です。 

イウリイ・ガラシム(ELEKS 最高情報責任者〈CIO〉)は次のように述べています。 

「コンプライアンスは、特に規制が急速に変化する業界において、グローバル企業にとって重要な課題の一つです。eCAPを活用することで、企業は国際基準への対応を維持するだけでなく、ガバナンスと競争力の強化も実現できます。」 

市場ニーズへの対応 

サイバー攻撃の高度化や規制要件の厳格化により、製造業、医薬品、AIなど多くの業界では迅速な適応が求められています。企業は高額なコスト、分断されたプロセス、コンプライアンス専門人材の不足といった課題に直面しています。 

DNPのデジタル信頼に関する経験、BSI PSJのコンサルティング専門知識、ELEKSの実績ある技術を組み合わせることで、本提携は日本企業のデジタルトランスフォーメーションの推進、コンプライアンスの簡素化、レジリエンスの確保、グローバル市場での競争力強化を支援します。 

eCAPの主なメリット 

  • 効率性の向上 – 多様かつ複雑な基準へのコンプライアンスを自動化・一元化。 
  • 柔軟性 – 国際基準、業界固有規制、企業固有規制に対応。 
  • 知識の蓄積 – AIを活用して社内ルールをデジタル化・整理し、知識共有とスタッフ育成をサポート。 

ELEKSについて 

ELEKSは、ソフトウェアエンジニアリングの卓越性、品質、透明性を保証する信頼のパートナーです。30年以上にわたり、専門的なソフトウェアエンジニアリングおよびコンサルティングサービスを提供してきました。欧州、米国、英国に2,100名以上の専門家を擁し、カスタムソフトウェア開発から製品設計、技術アドバイザリーまで幅広く対応。世界の主要企業、中小企業、技術チャレンジャーに選ばれるパートナーです。 

DNP(大日本印刷株式会社)について

DNPは、1876年の創業以来、幅広い事業分野で多様な製品・サービスを提供する世界最大規模の総合印刷会社です。
セキュリティやデジタル領域での専門性を活かし、情報セキュリティ、AI、食品、製薬など高い信頼性が求められる分野における企業のコンプライアンスおよびガバナンス強化を支援しています。  

BSI PSJ (BSI Professional Services Japan株式会社)について

BSI PSJは、英国規格協会 - BSIグループの一員として、国際規格や標準に対する知識・理解と経験を基盤に、日本では、デジタルトラスト領域とサステナビリティ領域を中心としたコンサルティングやアドバイザリーサービスを提供しています。デジタルトラスト領域では、PCI DSS準拠支援サービスを始めとしたサイバーセキュリティのコンサルティングサービスやセキュリティ診断およびセキュリティ教育サービス、プライバシーマネジメント、グローバルな法規制対応、AIガバナンス等の各種サービスを展開しています。